2013年4月23日火曜日

竹肥料、竹パウダーの協同散布やりました!!

 中熟牛堆肥に米ぬか・油かす・カキ殻・モミガラ・竹パウダーを混合し、自家製の竹肥料を作ってみました。
15日おきに3回撹拌しましたが、写真のように好気発酵しています。(良食味米づくりに必要なアミノ酸がたくさん含まれていそうです~)

 完熟後の散布作業は、「山内自治振興区米つくり研究会」に参加している「殿垣内機械利用組合」のメンバーで協同散布を行いました。(散布量は10アール当たり竹成分割合が200㎏)
竹パウダーをビニール袋で密閉状態にしておくと、10日くらいで乳酸発酵します。(袋を開けるとヨ―グルトのような良い匂いがします。)
竹の伐採で持ち帰った「竹パウダー」を散布機で、10アール当たり200kg均一に散布します。散布後はできるだけ早めに荒おこしを行います。

2013年4月15日月曜日

水稲苗健苗づくりPart2(低温催芽~土入れ~種まき)

10℃以下の低温で浸種した種もみを催芽させる。25℃の低温催芽に設定し、時間をかけて芽出しを行います。(通常は32℃に設定)
低温で行うことで伸び癖を防ぐ効果があります。

 
品種により鳩胸状態のなる発芽時間も異なり、「ヒメノモチ」で22時間、「あきさかり」で38時間かかりました。
苗箱の土は、我家特製のこだわりのものを作ります。
市販の培土に自家製の「モミガラくん炭」と天然の「ケイ酸白土(製品名シリカ)」を混合します。配合は市販培土20kgに5リットルと1リットルを加えます。(根張りのよい苗になります。)
いよいよ種まきです。
ポイントは薄まきにすること。1箱あたり通常250cc(約180g)を150~200cc(約120~150g)で行う。一本一本が極太で根張りの良い苗に育ちます。
シルバーの保温シートと白の養生マットで保温します。ハウス内の温度を昼間20~25℃、夜10℃以上に保つことが理想です。(昼間は温度調節のため、天井に遮光ネットを取り付け高温による徒長を防ぎます。夕方はハウスを少し早めに閉めて保温に努めます。)

2013年4月14日日曜日

季節外れの雪&花見会

 4月11日には、季節外れの寒波で1センチの積雪がありました。3月から暖かい日が続き、我家の隣の桜も例年より一週間も早く満開を迎えましたが、思いがけず雪見ザクラとなりました。

4月14日には殿垣内地区の恒例の花見会を開催、老若男女相集いたのしい会となりました。我家の孫たちも参加して愛嬌を振りまいています。

2013年4月12日金曜日

『里山の夢』栽培確認会を開催!!

4月8日に山内自治振興センターで25年産米『里山の夢』の栽培確認会を開催しました。
昨年の「大阪府民のいっちゃんうまい米コンテスト」総合最優秀賞受賞などの好成績を受け、今年は「山内自治振興区米つくり研究会」の生産者会員も栽培面積も倍増の31名と16haになりました。
指導機関から庄原市農業振興課平岡課長、瀬尾主任、若山農業指導員、広島県立大学黒木教授にご出席いただき、土壌診断結果の解説や新品種”あきさかり”の肥料設計等について検討を行いました。さらに高品質のお米を目指して「安心!広島ブランド」の認証面積を増やし、減農薬と化学肥料の50%以上の節減に取り組むことを提案しました。
また、竹パウダーの圃場への散布量や苗づくりの大切さを認識し、春の作付けに向けて準備に取り掛かることを確認し会を閉じました。


2013年4月4日木曜日

木曜会の研修で『ブランド米づくり』について発表

 庄原商工会議所『木曜会』は庄原市の財界のリーダーが集まられている会で、毎月研修会を開催されています。3月21日には佐々木副会頭のご挨拶の後、私たち山内自治振興区で取り組んでいる「ブランド米づくり」の実践発表をさせていただきました。

昨年、『大阪府民のいっちゃんうまい米コンテスト』で優勝したことが、木曜会の2012年庄原10大ニュースに選ばれ、庄原市の明るい話題として注目されました。
竹林の繁茂を防ぐ「里山整備」と、その副産物である「竹粉」を使った循環型農業の取組みを紹介させていただき、私たちの活動が庄原市の活性化に少しでも貢献できれば幸いと考えています。
発表の場をいただきました庄原商工会議所の方々に感謝申し上ますとともに、今後ブランド米”里山の夢”の確立に尽力してまいりますので、ご支援の程よろしくお願い申し上げます。

2013年4月1日月曜日

水稲健苗づくりPart1(塩水選~温湯消毒~低温浸種)

 我家の塩水選で使用する塩は天然の海水塩を使います。

 塩水選とは、塩水に種モミを入れ浮いた未熟なモミや病害虫被害モミを取り除き、沈んだ良好なモミとを選別するものです。
塩水の作り方は、うるち米の場合水60ℓに塩12kg(比重1:1.13生卵が水面に浮く程度の濃度)を入れます。選別後はモミ袋に種モミを4kg程度づつ入れ、すみやかに真水で洗い風乾します。

今年購入した「温湯消毒器」です。
昨年は、大きな釜で湯を沸かし60℃に調整するのに苦労しました。今年は作業がスムーズにできそうです。

8kgの種モミを60℃の温湯で10分間消毒(初期の病害虫予防)します。以前はモミ消毒用の農薬を使用していましたが、この手法が確立してから減農薬栽培の取組みが前進しました。

温水から取り上げてから、すみやかに水に浸け揉むようにモミ袋の中までしっかり冷やします。
【健苗づくりのポイント1】浸種の際、植物の生育に欠かせない苦土・マンガン・ホウ素などの微量要素を含む「エコグリーン液」を500倍希釈して使用します。
【健苗づくりのポイント2】慣行では13℃で7~10日行うところを、我家では昨年から始めた冷水浸種で水温10℃以下で15日程度行います。冷害・干ばつ・猛暑などの自然環境への対応能力が高まるといわれています。